暑い夏が終わり、やっと秋らしくなってきました。
「食欲の秋」「運動の秋」とも呼ばれるこの季節は、食習慣や
運動習慣を見直す良い機会です。
今回は排便のお話を通して、日々の食事・運動習慣を見直してみましょう。
皆様は便秘や下痢など腸トラブルはありませんか?
下剤や下痢止めの長期使用は腸内環境を悪化させます。
特に腸の刺激性下剤を長期間大量に使い続けると、大腸が黒ずんで
便秘が悪化する原因になることがあるため注意が必要です。
ここで理想的な便の状態についてご紹介します。
・黄色っぽい褐色
・バナナ状
・やや酸っぱいにおい
・スルッと出る
今日の自分の便の状態は理想的な状態にどのくらい近かったでしょうか?
そこで今日から始められる食生活のコツをご紹介します。
①水分補給
・こまめに摂る
・起床時の1杯は特におすすめ
②便通によい食事
・おかゆではなく常食を食べる
・便のかさを増やす穀物・葉野菜・根菜類を取り入れる
・便の滑りをよくするオリーブオイルを取り入れる
・腸を刺激するはちみつ、珈琲を取り入れる
・腸内細菌を整えるプロバイオティクスが含まれるヨーグルトや
乳酸菌飲料を取り入れる
食生活の中で特に注目して頂きたいのが「水溶性食物繊維」!
水溶性食物繊維は腸内環境を整えて便通を促す働きがあり、
主に海藻類・こんにゃく・ドライフルーツなどに含まれています。
水溶性食物繊維を摂取するメリットは次の通りです。
◎便通の改善
不溶性食物繊維とバランスよく摂取することで蠕動運動を活発にして
便通を促します。
◎有害物質を排除して代謝をアップさせる
腸内に発生した有害物質・老廃物を吸着して排泄することで、
基礎代謝がアップして体質改善につながるとともに、
発がんの危険性も抑制します。
◎血糖値・コレステロール値の抑制
胆汁酸を排泄し、コレステロール値を低下させます。糖の吸収を穏やかにし、
急激な血糖上昇を抑えます。
◎善玉菌を増やす
水溶性食物繊維の一部は善玉菌の栄養源となります。
腸内環境が整うことで活性酸素による脳への悪影響を防ぎ、
認知症の予防に繋がると言われています。
時にはお薬に頼ってしまうこともあるかもしれませんが、
日々の生活習慣を見直して、理想的な排便生活を目指しましょう!
福神茶楼では食物繊維を豊富に含む商品や便通が気になる方への
商品も取り扱っています。
気になる方はぜひご相談ください。
参考:NPO法人日本コンチネンス協会コンチネンスアドバイザー
種子田美穂子先生監修
メディバンクス株式会社発行
「お薬に頼らない排便ケア」