健康診断で『尿酸値が高い』と言われた方はいませんか?
かつては『ぜいたく病』と言われた痛風・高尿酸血症も、
現在ではありふれた疾患になってきています。
冷たいビールやおつまみが美味しいこの季節だからこそ、
いま一度『尿酸値』について学んでみましょう!
尿酸とは体内でできる老廃物のひとつで、血液中の尿酸の濃度が高いことを『高尿酸血症』と言います。
この状態が続くと体内に尿酸の結晶が蓄積して痛風と呼ばれる関節炎を起こしたり、
高血圧症・糖尿病・慢性腎臓病(CKD)などの生活習慣病を合併・悪化させることがあります。
高尿酸血症は様々な生活習慣病と密接に関連し、動脈硬化を進行させ、
心筋梗塞や脳卒中などを起こすリスクを高めていると言われています。
尿酸の元として食品に含まれる『プリン体』が有名ですが、実は食品のプリン体から作られる尿酸は
全体の20%にしか過ぎず、残りの80%は体内で作られるエネルギーの燃えかすと
遺伝子が分解されることによって生じる老廃物と言われています。
体内で尿酸が作られすぎたり、不要な尿酸の排泄が上手くされないことで、
血液中の尿酸の濃度が高くなります。
そこで大切なのは生活習慣の見直しです。
①適正体重の維持
まずは自分の適正体重を知りましょう。
☆適正体重=身長(m)×身長(m)×22
②プリン体の過剰摂取に注意
魚卵や内臓などのプリン体の多い食品は『たまに』『少し』楽しみましょう。
③アルカリ性食品の摂取
尿酸値が高いと尿が酸性に傾き、尿酸が溶けにくくなり、尿管結石が出来やすくなります。
野菜類・海藻・牛乳などのアルカリ性食品を積極的に摂りましょう。
④アルコール
ビールにプリン体が多いのは有名ですが、ビールに限らずアルコールは尿酸値を上げる原因になります。
1日の目安はビール500ml、または日本酒180mlまたはワイン180mlと言われています。
1日の目安を参考にアルコールを楽しみましょう。
⑤十分な水分の摂取
尿酸は尿から排泄されるため、心不全や腎不全などで水分制限の指示を受けている場合を除いて
1日2Lを目安に積極的に水分を摂取しましょう。
ただし果糖や砂糖を含む甘いソフトドリンクは痛風のリスクを高めるので避けましょう。
その他にも適度な有酸素運動やストレス発散も重要です。
もし尿酸値が高ければ、治療は焦らずゆっくり根気よく行いましょう。
自己判断で薬を減らしたりやめたりせず、定期的に診察を受けることも大切です。
正しい知識を身に付け、『尿酸値』と上手に付き合っていきましょう。
参考文献:帝人ファーマ株式会社『尿酸値気にしてますか?』
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