玉ねぎって根?茎?葉??
寒かった冬も落ち着き、少しずつ暖かくなってきましたね。
今日は春頃からが特に美味しい『玉ねぎ』についてご紹介します。
原産地は中央アジア、西アジアなど諸説ありますが、日本で本格的な栽培が始まったのは明治時代と言われています。
玉ねぎは切ると目や鼻を刺激し涙が出ますが、これは切ることにより細胞が壊され、
独特の刺激臭と辛味を持つ硫黄化合物・硫化アリルが発生するためです。
涙を抑えるには、切る前に玉ねぎをよく冷やしておく、包丁や玉ねぎの切り口を水で濡らしておく、
よく切れる包丁で細かく切る、という方法が簡単にできおすすめです。
ところで玉ねぎは根・茎・葉のどれだと思いますか?
玉ねぎはユリ科ネギ属で、これは根ではなく、茎の根元が膨らんで大きくなった鱗茎(りんけい)。
厳密に言うと葉ということになります。らっきょうやにんにくも同様です。
成分で最も多いのは糖質で、ビタミン類・ミネラル類はそれほど多くありません。
しかし涙の原因となる硫化アリルはビタミンB1の吸収を助けて新陳代謝を活発にすると言われています。
そのほかにも玉ねぎの健康に良い面をご紹介します。
◎コレステロールの代謝を促す
◎血液をサラサラにして血液凝固を遅らせる
◎微量元素のクロムの働きにより血糖値を安定させる
◎硫黄化合物・フラボノイドによりがんを予防する可能性がある
◎神経を鎮める
春先に出回る新玉ねぎは辛味が少なく生食にぴったりです。
しかし水分量が多いので、保存は冷蔵庫で行い早めに食べましょう。
玉ねぎパワーで、元気に新年度を迎えましょう!
福神茶楼のおすすめ商品
玉ねぎの皮 ¥1,000(税抜)
味噌汁やカレー、ヨーグルトに入れたり、お肉の下味などで使用するのもおすすめです
参考:からだにおいしい野菜の便利帳 高橋書店
あたらしい栄養学 高橋書店
食材別・症状別の大辞典 治す食事患う食事 医道の日本社