風邪やインフルエンザが流行しだすこの季節。
治ったはずなのになぜか疲労感が続く方はいませんか?
今日は『慢性疲労症候群』についてお話ししたいと思います。
慢性疲労症候群は、多くは40~50代の人に見られ、
頭痛や筋力低下、咽頭炎、関節炎すっきりしない睡眠、集中力の低下、
運動後24時間続く疲労など原因不明の症状に加えて、持続的な疲労があるのが特徴です。
インフルエンザに似た症状とも言われています。
多くの場合はインフルエンザ等ウイルス性の病気の後に発症し、
確立された治療法はありません。
多くの場合は回復するのですが、1年またはそれ以上治療にかかる場合もあります。
慢性疲労症候群に対する治療法はないのですが、
食事で気をつけることについてご紹介したいと思います。
①免疫を強化する可能性のある食品を取り入れる
柑橘類をはじめとするビタミンCが豊富な食品や、牡蠣などのシーフード、
牛肉、鶏肉、卵など亜鉛が豊富な食品を積極的に取り入れてみましょう。
②必須脂肪酸を摂取する
必須脂肪酸を多く含む食べ物を摂取することで、
関節の炎症などが一時的に和らぐことがあるそうです。
魚類、種実類、アマニオイルなどに多く含まれています。
③マグネシウムを不足しないように摂取する
マグネシウムは筋肉の収縮や弛緩に関連している栄養素です。
マグネシウムを不足しないよう摂取することは、筋圧痛の緩和に役立つ可能性もあります。
豆類や全粒穀物、緑色の葉野菜に多く含まれています。
④アルコールやカフェインを避ける
アルコールは免疫力を低下させ、カフェインは良質な睡眠を妨げます。
また食事以外では、ストレスを避け、可能であれば運動を行うこともよいとされています。
医師へ相談する時に役立つよう、症状について観察し日記をつけることも重要です。
まだ認知度が低い慢性疲労症候群ですが、気になる症状があれば医師へ相談してみましょう。
参考:『食材別・症状別の大辞典 治す食事 患う食事』 著者:Reader’s Digest編集部 監修:Fran Berkoff , Joe Schwarcz 監訳:溝口徹
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